「ダイバーシティかつしか」は葛飾区が誰にとっても居心地のよい地域になるよう、多様性を促進する活動を行っている団体です。
葛飾区長・区議候補に聞きました!
選択的夫婦別姓・同性パートナーシップ・ヘイトスピーチ禁止条例に賛成?
今回の葛飾区長選・区議選においては、多様性に関する各候補者の考え方も、区民にとって重要な情報になると考え、公開アンケート調査を実施しました。このサイトでは各候補者の回答をお伝えします。
質問は3つ。賛成・反対のどちらかを回答して頂き、それぞれ回答に至った理由も併せて回答いただきました。各候補者指名の右にある矢印をクリックすると、理由が表示されます。
設問1:選択的夫婦別姓の制度の導入について、どう考えますか。
設問2:同性パートナーシップ制度を葛飾区で導入することについて、どう考えますか。
設問3:ヘイトスピーチを葛飾区として条例で禁止することについて、どう考えますか?
各候補者の回答をご一読いただき、是非、投票時の参考にしてください。
区長候補 (50音順)
うめだ信利 無所属
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:選択的ならば、本来、反対する理由すらないと思うのですが・・・・。
設問2:ジェンダー平等の社会を創りたいと思っています。
設問3:”ただ、条例で禁止しなければならないのは悲しいですね。そもそも個々のモラルの問題ではないでしょうか?
東京新聞 TOKYO Web
葛飾区長選 候補者の横顔:東京新聞 TOKYO Web
7日投票の葛飾区長選は、いずれも無所属で、4期目を目指す現職青木克徳さん(72)=自民、公明推薦=と、新人の元区議梅田信利さん(59)...
区議会議員候補 (50音順)
いぐち わたる くらしの相談党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:反対
設問1:条件付きで賛成致します。結婚に伴う氏の変更は、口座変更・社会保険各種手続き、各種契約等大変な負担がかかることと思います。また、氏が変わることによりその人の社会信用のスコア(料金滞納やクレジットヒストリーなどの)情報管理が難しくなり社会で経済的な損失を受ける個人や団体があるのであれば夫婦別姓の制度を導入してもよいかと思います。
設問2:同性パートナーシップ制度に関しては、個々の問題というには社会体制が対応しきれていないと思うので同制度を導入し、社会保障制度の利用や生活の安定(賃貸契約や遺言相続等)に繋がり、生産性の向上や税収の増加につながると考えるので導入に賛成します。
設問3:何をもって「ヘイトスピーチ」とするかの基準を明確に決めることが果たして良いのかどうかわかりません。ただ、憲法に記されている表現の自由を守るのであれば一律的な法規制は難しいと考えています。また、条例を制定した場合条例の有効範囲(特にインターネットによる書き込み等)に対して条例を適させるとなると他の自治体の自治に関わると思うので反対したいと思います。ただし、差別的な表現は容認できるものではないので既存の法律を元に対応できる案件を補助条例(例えば、裁判費用の助成等)を制定し対応できる体制を作ることができればよいなと思います。
岩田よしかず 公明党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:時代流れに沿っている
設問2:時代流れに沿って葛飾区も検討していく
設問3:差別的な発言になる
うてな 英明 政党:無所属 ・ 会派:かつしか区民連合
設問1:賛成 / 設問2:回答しない / 設問3:賛成
設問1:どちらも選ぶことができる選択の権利を持つことで、個々人の考えに沿った人生を送ることができると考えるから。
設問2:現在、区では議論すらされていない状況であり、先ずは熟議が先決と考えたから。
設問3:葛飾区においては、おせっかい型の繋がりを重視しており、みんなで助け合う考えに著しく異なると思うため。
江口ひさみ 公明党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:選択的夫婦別姓への理解が深まってきているので。
設問2:先行導入している自治体を参考に、導入への検討を進めてほしい。
設問3:人種差別のない社会実現のため、「許されない」という機運を高める必要がある。
小川 ゆうた 無所属
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:「選択」出来るようにすることは夫婦別姓に対して賛成の人も反対の人も自身で選べるようにすることであって、誰の権利も侵害しないことに加えて選択できない現状に不便を感じている人が一定数いることは事実であり、その部分を改善することについて反対する理由はないから。
設問2:コロナ禍においては同性カップルの方々が抱える政治的課題が浮き彫りになりました。葛飾区議会では過去にパートナーシップ条例の制定を求める陳情も採択されており、早急に区として対応をするべきだと考えるから。
設問3:誰かの人権を侵害したり、意図的に傷つけるような表現は公共の福祉に反し、表現の自由の正当な公使ではないと考えるから。
かくお 誠一 公明党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:国際的な流れだと思います。
設問2:国際的な流れだと思います。
設問3:国際的な流れだと思います。
片岡ちとせ 日本共産党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:なぜ相手の苗字を名乗らなければならないのか、絶対に苗字を統一しないとならない合理的な理由が不明だから。
設問2:早期に国が同性婚を認めるべきという立場で、婚姻(に準じた)制度が与えるベネフィットを利用できない人がいるのは差別だから。高齢の当事者は、財産や介護、医療などで苦労がある。同性パートナーは足立区や江戸川区ではすでに運用しており、葛飾区は遅れをとっている。
設問3:ヘイトスピーチは、された人の自由や尊厳を奪う「人権侵害行為」だから、してはならぬと定める事は、人権尊重理念の実現になる。
かわごえ誠一 立憲民主党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:家父長制から脱却すべき。両性それぞれの生き方を自由に選択できるべき。
設問2:性に関わらず、人生の伴侶は自由に選択できた方が良い
設問3:どんなことがあっても、他人を傷つけてはならない。人権を守るために、法規制も止むを得ない場合がある。
河端ゆきみ 無所属(自民推薦)
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:回答しない
設問1:旧姓での知名度が高い場合や、姓を受け継ぐ者がいない場合、柔軟に対応出来れば婚姻してもよい。と考える方もいると考えます。
設問2:LGBTQである方が、ストレスなく生活出来ることに賛成です。
設問3:簡単に結論が出る問題ではないので、今は発言出来かねます。
木村ひでこ 日本共産党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:姓を別にするか、一緒にするかは、自分で決めること。
設問2:人権、全てにおいて尊重すべき、同性ということで差別はどうなのか?
設問3:当たり前の事ではないでしょうか。
黒瀬のぶあき NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で
回答なし
ごとうてるき 後藤輝樹と世界を変える党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:反対
設問1:保守的な所もあるので積極的な賛成ではありませんが、選択できる自由があってもいいとは思う。
設問2:一夫多妻や一妻多夫、多夫多妻も含めて、多様的な家族の在り方があってもいいと思っているため。
設問3:弱者を傷付ける事に関しては当然反対であるものの、一方で、表現の自由を萎縮し兼ねないので。
小林ひとし 無所属
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:改氏による仕事上の不便・不利益を解消するため
設問2:多様性を認める社会であるべき
設問3:一人一人の人権尊重のため
さいとう大介 自由民主党
設問1:回答しない / 設問2:回答しない / 設問3:回答しない
アンケートの回答についてですが、わたくし個人の意見を現段階でお答えすることはできません。葛飾区民の代表として皆さまの意見を区政に届ける役割を担わせていただこうと思っておりますので、いただいたご質問に関して個別の回答はすべて無回答としております。
斎藤のぼる 無所属
連絡先が公表されていないため、アンケートを届けられませんでした
清水こういち 公明党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:男女共同参画の上から必要と考えます。
設問2:多様性を尊重する社会へ必要であると考えます。
設問3:人種や民族などを理由に不当な差別を受けないことが大事であると考えます。
下山しんいち 公明党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:多様性の時代に必要と思っています。
設問2:多様性を認めあう葛飾に賛成です。
設問3:賛成します。
杉本けいじ 無所属
連絡先が公表されていないため、アンケートを届けられませんでした
鈴木公成 無所属
設問1:回答しない / 設問2:回答しない / 設問3:回答しない
キチンと回答するには当事者の声も聞いて勉強しなければなりませんので、今回は回答は辞退させて頂きます。
鈴木信行 無所属
設問1:反対 / 設問2:反対 / 設問3:反対
設問1:家族制度、戸籍制度を守るため。
設問2:制度として確立する必要性がないため。
設問3:日本国民の人権環境を守るため。
高木信明 自由民主党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:現在の仕組みでは公的サービスが受けられずに困っている人がいることを知ったから。
設問2:以前LGBTQについての勉強会で人の心の複雑さを感じたため。
設問3:民族や国家によって、その人個人が判断されるのはおかしいと感じる。なんびとも人の心を傷つけてはならないと思うから。
高橋淳也 テレビ改革党
設問1:反対 / 設問2:反対 / 設問3:反対
“設問1:職場などでは通称使用をすればよく、法整備も進んでいる。
別姓となると、もはや家族を示すものとしての名字が名字としての意味をなさなくなる。
数百年もたてば苗字は個人名を長くしただけの意味でしかなくなってしまう事は明らかです。
ある意味、苗字廃止変わらないと考えます。
戸籍制度の破壊となる。
設問2:偽装結婚など現在もありますが、犯罪に利用されやすくなるので婚姻と同じような、権利の拡大には反対です。
一緒に生活することは出来るわけですから、要はお金と権利の問題だと思います。
在留資格取得、違法相続など犯罪に利用されやすくなるため、それらを考慮した慎重な制度設計が必要と思います。
設問3:ヘイトスピーチ解消法があり理念法として成立しています。
街頭デモを想定しているのか、インターネットを含んでの意味合いの条例を想定しているのか分かりませんが、
基準の設定など難しいですし、自治体毎に基準がバラバラだと混乱をきたすため慎重であるべきと思います。”
筒井たかひさ 自由民主党議員団
設問1:賛成 / 設問2:反対 / 設問3:賛成
設問1:結婚を機にどちらかの姓を選択しなくてはならない時代ではない
設問2:現時点での導入はかえって混乱を招く、区民の中での議論が必要。
設問3:直ちに禁止条例を考える時期だから
中江秀夫 日本共産党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:世界で夫婦同姓を法律で義務づけている国は日本だけで、古い「家制度」にもとづくものです。家族のあり方は多様化し、夫婦・家族のかたちはさまざまです。個人の選択に寛容な社会をつくっていくことが必要です。
設問2:「好きな人と結婚したい」想いにこたえるべきです。同性婚が認められていないもとで、相続権や税金の配偶者控除などの法的・経済的な権利が認められていません。病院で家族としての面会や付き添い、手術の際の同意判断が許されないことなども生じています。同性カップルにも異性カップルが結婚している場合とほぼ同等の権利を認める同性パートナーシップ制度は必要です。
設問3:2014年葛飾区第四回定例区議会で、国あての「ヘイトスピーチを含む人種及び社会的マイノリティーへの差別を禁止する法整備を求める意見書」を全会一致で採択しています。人権を著しく侵害するもので、憲法が保障する「集会・結社の自由」や「表現の自由」とも相いれません。
中谷基志 無所属
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:反対
設問1:人の自由な生き方のために必要不可欠であり、多くの場合女性が改姓を強いられる現在の制度は不合理である
設問2:制度的な同性婚がすぐに実現できない現状では、それに代わるパートナーシップが法的なサポートをもたらすことは理に適っている
設問3:何がヘイトであるかは明確にできない。何がヘイトであるか明確にすればヘイトから守られる人とそうでない人の間の見過ごせない不平等をもたらし、何がヘイトであるか不明確なままヘイトを禁止すれば、どんな言説でもヘイトとして禁止されうる。ゆえに、ヘイトスピーチの禁止は行うべきでない
中根じゅん 国民主権党
設問1:回答しない / 設問2:回答しない / 設問3:反対
設問1:選択の自由はあって良いと思いますが、一人の人が生まれてから死ぬまでずっと同じ名前であるという事は管理社会にとって都合が良いと考えます。マイナンバー制度で国民一人一人が管理されようとしていますがそれと同様です。一見すると自由を尊重する良い制度だと思いますが、実は逆に自由を奪う事に繋がる可能性があるため多方向からの慎重な検討が必要だと考えます。
設問2:生まれつきの同性愛者と後天的な同性愛者がいると考えます。LGBTQがメディアでもてはやされ、後天的に増やされています。中性的なアイドルや草食系男子も同じでメディアによって作られています。自分の意志や感覚というものは自分で決めているようで実はそうではなく、外部からの情報によって形作られています。メディアの誘導により性的嗜好が作られる事は充分に考えられる事なのです。同性婚だと子どもができないという事が社会にとってどのような意味があるのか検討すべきではないでしょうか。
設問3:何を持ってヘイトとするか曖昧で線引きができないと考えます。初めは余りにも酷いものが対象となっても、徐々に少し何か言っただけでヘイトとなる事は予想できます。言論弾圧につながる第一歩、という印象は否めません。必要なのはヘイトスピーチを禁止する事ではなく、誰もヘイトスピーチをする人がいない社会にする事ではないでしょうか?みんなが満足できる良い社会になればヘイトな気持ちになる人はいないはずです!
中村伸吾 日本共産党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:当然。最高裁からも指摘されているから。
設問2:ジェンダー平等
設問3:どの民族も平等である日本であるべき。
沼田たか子 葛飾・生活者ネットワーク
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:ジェンダー平等の観点から夫婦が希望すれば、結婚前の姓を名乗れるように法改正するべきです
設問2:性的少数者の権利を守り、差別をなくすために公的に認めるパートナーシップ制度を導入するべきです
設問3:人種や国籍などに対して誹謗中傷、差別は許されない。違いを認め、人権を尊重する多文化共生社会の実現のために必要です
根本りょうすけ つばさの党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:苗字が変わることで多数の手続きが必要になる。女性が苗字を変えることが多く不平等。旧姓、旦那の苗字の両方を名乗れるような制度にすればいいと思う。
設問2:恋愛関係にあることが証明されてる場合は認めるべき。同姓の同居人同士で結婚がでかてしまうと制度の悪用になるから。
設問3:日本人が外国人に対する行うヘイトスピーチと、外国人が日本人に対する行うヘイトスピーチの両方を禁止するべき。
樋口まこと 日本共産党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:夫婦・家族のかたちは様々です。選択できるようにすることが当然だと思います。
設問2:同性婚を認める国や地域は広がっています。葛飾でも認めて、導入すべきです。
設問3:人権を著しく侵害するもので、野放しにはできない問題です。
細木 まこと 公明党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:人権を守る観点から判断
設問2:多様性の時代であるため、導入については賛成
設問3:人権を守る観点から賛成。誰も人を傷つけて良い権利はない。
三小田准一 日本共産党
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:同姓にするか別姓にするか、話し合って決める選択制は、互いの人権を尊重することになり、当然である。
設問2:男性同士、女性同士愛し合うことを否定すべきではない。
設問3:言論の自由と差別発言を一緒にすべきではない。
みずま雪絵 無所属
設問1:賛成 / 設問2:賛成 / 設問3:賛成
設問1:望む人がいるから。別姓でも同姓でも婚姻関係を結ぶ当事者が選べるようにすることは、社会的に認められる選択肢を増やすことで、個々の豊かな人生に繋がると考えるため。
設問2:人の多様性を社会的に認めていく具体的な動きであると考えるため。
設問3:ヘイトスピーチは、どのような理由でも認められるものではない為、条例で禁止することも考える必要があると思います。